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トランスメディア提供アイコン01 秋元雄史氏(金沢21世紀美術館 館長) 講義

秋元雄史氏による 「景観形成」についての講義がありました。

主催:真庭市雇用創造協議会 
開催場所:勝山文化往来館 ひしお
日時:2011年2月18日(金) 13:00~17:00
入場無料 



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■スケジュール
13:30
□講義開始 集合場所 勝山文化往来館ひしお ホール
□挨拶・講師説明 真庭雇用創造協議会 黒川さん
□勝山の概要説明 加納容子
→勝山フィールド・ワーク  (アテンド 加納容子)

14:30
□勝山文化往来館ひしお 到着
(10分ほどお茶を飲みながらインターバル)

□講義開始

16:30
□質疑応答

17:00
□終了



■議題内容 
 地域一体となっての『のれん』によるまちづくり、『勝山のおひな祭り』等を
取り組み、既に10年を越えた勝山で今後の「景観事業」の展開には何が必要か、 
直島、金沢の景観事業に携わって来れられた講師の経験を、〈文化事業〉という
切り口でご講義いただきました。
 事例は金沢及び直島が中心でしたが、それを勝山と置き換えることで大変参考になる講義
内容でした。



フィールドワークは、講師、参加者と一緒に加納容子(勝山文化往来館 ひしお館長)のアテンドで
武家屋敷前の道からロマン亭前の坂、そして勝山町並み保存地区を巡りました。

その後、ひしおホールに戻り、講義です。
内容は概ね以下のことをお話いただきました。

・金沢という町の紹介 
>町に成り立ちについて
金沢に於ける文化意識の高さについて。 文化は長年掛けて意識的に熟成させていくもの。


>金沢21世紀美術館について
来館者数 毎年130万人~150万人で推移している。
・美術館の基本的役割とは。 
→歴史的文化遺産を後世に対して伝えていくこと(保存庫として)
→美術館を一つのメディアとして、その周辺に賑わいを創り出すこと

・金沢21世紀美術館の特色
1、世界の「現在(いま)」とともに生きる美術館
2、まちに活き、市民とともにつくる参画交流型の美術館
3、地域の伝統を未来につなげ、世界に開く美術館
4、子どもたちとともに成長する美術館

・主な活動
   展示・展覧会
   教育普及活動…講演会、ギャラリートーク、キッズスタジオプログラムetc
交流活動…シアター21、広場、交流ゾーン、音楽会
   その他
 
 
>町とともに行った展覧会について
『金沢アートプラットホーム』―自分たちの生きる場所を自分たちでつくるために―
自分たちが「生きる」ということをどう捉えるか、をコンセプトに展開。

特徴
1、金沢の街を舞台にした展覧会
2、金沢の街に暮らす人々を巻き込んだ展覧会
3、構造自体がプラットホームの展覧会
4、対話を生み出す展覧会
  アート活動は具体的事実の積み重ね→長いスパン
   金沢アートプラットホームの作品紹介

質疑応答


等々


規模は違いますが、金沢と勝山、共通するところも多く、
貴重な教示となりました。
参加者の方々は美術関係者ばかりではありませんが、
皆様、熱心に聴講しておられました。

by hishioarts | 2011-02-18 20:41 | others

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